鳥居万友美さんの本は3冊目ですが、どれもとてもわかりやすい表現で書かれているのが印象的です。
個人的にはExcelで取引履歴をつけてるのですが、ノートではしたことがなかったので、どんな感じなのかな〜という興味もあり読んでみました。
読んでみて、FXノート結構楽しそうかも、なんて思いました。 手書きで書いたり、チャートを貼りつけたりする方が、脳の刺激になって、Excelでするよりも効果的なのでは?という気がします。
Excelの方が簡単で集計もしやすいので、好みの問題かな〜と思います。
本の中で著者の1か月のFXノートが全部載っているので、ノートのつけ方や著者のトレードスタイルが見えてくる感じがよかったです。
女性の方やFX初心者の方はもちろん、経験者の方にもにオススメしたい本です。
書名 :月100万円儲ける私のFXノート
著者 :鳥居万友美
出版社 :ダイヤモンド社
読む目的:取引履歴のつけ方の参考にする。
ページ数:263
所要期間:2日
『心に響いた言葉/文面は本文より引用・編集』
・自分のトレードや気になった情報をノートに書きとめ、それを何度も振り返りながら自分のルールやスタイルを固め、時としてそれを見直していくこと。これしか、FXで末永く、コンスタントに勝てる方法はないと思います。
・私が15分足や1時間足のトレードでよく使うのは、5(短期線)、21(中期線)、90(長期線)の組み合わせです。そして、移動平均線(特に21の中期線)の傾きとローソク足との位置関係でエントリーのタイミングを判断します。
・少しFXに慣れると皆さん、「ああ、知ってるよ」とおっしゃいますが、「知っている」ことと「使いこなせる」ことは別です。
・私がMACDの見方で重要だと思うのは、0ラインの上でMACDラインがシグナルラインを上から下に抜けたとき(デッドクロス)、です。
・今日は1日中パソコンの画面にかじりついていたけど、次の日はまったく見ない、というより、毎日一定の時間を決めて、その時間はパソコンに向かうのです。
・FXに負ける人の共通点は、コツコツ勝って大きく負けることです。
・大きな負けにはかなり明確な原因がありますが、勝ちについては結構、偶然が左右しているところがあります。
・移動平均線とローソク足の関係を見ているうち、上昇トレンドであろうと下降トレンドであろうと、21日の移動平均線からローソク足が大きくかい離したとき、その直後には元に戻ろうとする動きが起こることに気づきました。
・勝ち組トレーダーの共通点
●ひとつの通貨ペアに絞っている。
●損切りが徹底している。
●レバレッジを上手に活用している。
・1日当たりに直すと5万円ということになりますが、1日単位では実際の結果の凸凹が大きいので、1週間での目標というふうにしています。
・チャートをプリントアウトしたものをデスクに置き、紙で右のほうを隠し、それをずらしながら一本ずつローソクを出し、次はどう動くか、自分で考えるのです。
・勝率が5割を切っているようでは、エントリーの判断にそもそも問題があるのかもしれません。
・「最近、どうも勝てないな」とか「壁にぶつかっているな」と感じたときは、ぜひデータ集計をやってみてください。
・ノートをつける最終的な目的は、自分なりの勝ちパターンをつくり、実際にトレードでコンスタントに勝てるようになることです。ノートをつけること自体が目的ではありません。
・毎朝、ノートを開くとまずこの目標を書きこみ、その日までのトータルの儲けとの差額を確認して、気持ちを引き締めています。
・反省やまとめ、気づきの中にこそ、自分の勝ちパターンを確立するためのヒントがいろいろあるからです。
・その日の高値を超えたらロング、安値を割れたらショート。
・ミドルバンド(MA)の傾き、30分、60分の平均足に注意!!
・トレンドラインを引く。
・デイトレといいつつも比較的ゆったりやる、「ながら」トレードは私の性格にもライフスタイルにもとても合っている。
・重要指標への反応が出尽くして、相場の方向性がはっきりしてからトレードする方が当然、ストレスは少なくてすみます。
・1日の相場の動きの中で、確実に10pipsから15pipsぐらい取れそうなところは、案外あります。一度に15pipsを取る自信がなければ、確実に5pips取れそうなところを3回探すのでもいいでしょう。
・私は5分足トレードでは、ドル/円一本に集中してトレードすることにしました。
・1時間足のトレードでは、ローソク足のほか、移動平均線(3本)とMACD、そしてスローストキャスティクスを組み合わせていました。
・5分足トレードに挑戦するときも、これがそのまま使えるかなと思っていたのですが、やってみたらどうも、シグナルが読みづらく、思うようにいかないのです。
・5分足では通常、上昇・下降の反転が短く、小さく起こりやすいので、「ボリンジャーバンド」は「逆バリ」のシグナルとして利用するのが適しているのではないかと考えました。
・一般的にオシレーター系の指標はだましが多いといわれますが、2種類のオシレーター系(RCIとRSI)を使うことでダマシにあいにくくなります。
・ミドルラインが横ばいのときがレンジ相場です。
・次にトレードに適したボラティリティ(価格変動のこと)があるかどうかをチェックします。ドル/円の5分足チャートでは、±3σのバンドの幅が30pips以上あるかどうかを目安にしています。
・10pips程度を確実に取るため、最初はボリンジャーバンドのミドルライン付近を決済の目安にしました。
・ローソクがボリンジャーバンドのミドルラインに近づき始め「チャンスを逃したかな?」と思うのですが、その後また、直近の底値近くまで下げることがあります。したがって、底値付近までもう一度下げるのを待ってロングのエントリーすると、結構うまくいくことが多いのです。
・上昇トレンドが続くと、ボリンジャーバンドの幅はどんどん広がっていきますが、いずれまた収縮が始まります。
・ローソク足がボリンジャーバンドの±2σを超え、その後いったん反発するがその力が弱く、±1σ(またはミドルバンド)が壁になって抑え込まれている。(順バリ)
・資金管理の「リスク」の話と、FX会社の広告などにある「レバレッジ」の話とは別だということです。
・1日2〜3時間チャートを見ていれば、自分のルールに従ってエントリーするチャンスが見つけられるようになったことです。
・個人投資家であまりリスクを取りたくない人、ストレスを感じるのが嫌な人、資金がそんなにない人は、損切りを徹底した上で、小さな勝ちを積み重ねるやり方を研究する方が合っているように思います。
・FXにあてる資金も、トレードできる時間や時間帯も、性格や精神力も、そして目標も人それぞれだからです。
・2時間足だと、2時間に1度確認すれば基本的にトレードできるので、ラクなんです。
・サポートライン、レジスタンスラインのところで待ち構えていて、それを破ったとき、トレンドフォローでエントリーする形が多いです。
・ファンダメンタルズとテクニカルが同じ方向になったときにポジションを持つというのが基本です。
・朝から晩まで張り付いていても、動かないときは動きません。
・要は相場のポイントを捉えているかどうか。
・今日の相場の流れで中心になる時間足はどれか、どのテクニカルなら有効なのか、そういうことを見ていかないと、”ダマシ”にあいやすくなるのです。
・勉強するのとトレードで勝つことはどこか違うんですよね。
・時間は特に決めていません。パソコンの前に座れるときにやりましょう、という感じですね。
・あまりずっと張り付いていても、逆に木を見て森を見ずの状況になってしまうというのが分かってきました。
・もちろん、失敗したことは書きたくないんですよ。でも、あえて「大失敗」とか書くことで、自分の中で区切りをつける。失敗から逃げないで面と向かって考えることで、リセットできる部分があるんです。
・4時間、2時間、30分、5分と順に見て、5分足でエントリーするようにしています。
・1時間足で「これは買いでしょう」というサインが出ているときは、5分足の押し目で買うようにという形でやったら、すごく成績がいいです。
・1時間足で引いたサポートライン、レジスタンスラインです。そのラインを5分足でブレイクしたのを確認した後、戻りや押し目を待ちかまえてエントリーします。
・「必ず儲かる手法があるわけじゃない。必ず儲ける人がいるだけだ」
・万人が勝てる手法というのは存在しません。なぜなら、人には「感情」があるからです。手法というのは、強く冷静なマインドと徹底した資金管理(リスク管理)の上に成り立つものです。
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