この本も中井先生のオススメで読んでみました。
著者の喜多川 泰さんは、塾の先生なのですが、『学生たちに夢を与えたい!』と言って、学生たちの前で『私は本を出版する!』と宣言したそうです。
そして物語を書きあげた後、はじめて出版社に知り合いがいないことに気づいたそうです。しかし、『自分が本を出版することは決まっている。出版してくれる人に出会う方法を考えるだけだ』と考えた彼は、約500社の出版社をリストアップし、毎週訪問する計画を立てたそうです。幸いにも、2社目で出版が決まったそうですが、この考え方、行動力は見習うべきものがあります。
この本を読んで、自分にはもっと他人を尊重し、他人から学ぶ姿勢が必要だと感じました。自尊心は、他尊心より高くても、低くてもダメ出そうです。もっともっと他人を尊重し、そして他人から学び、その結果として自分を尊重できるよう日々過ごしていきます。
また、行動することにより、成功や失敗に関係なく、一つのピース(結果)が得られ、これを組み合わせることにより、ビジョンができるという考え方には感銘を受けました。ビジョン、ミッションについて最近考えることが多いのですが、私には、もう一度自分のピースを振り返り、組み合わせる作業が必要なんだと気づきました。
書名 :賢者の書
著者 :喜多川 泰
出版社 :ディスカバー・トゥエンティワン
読む目的:自分を加速させるキッカケをつかむ。
読んだあとやろうと思ったこと。
:周りにいる他人を、これ以上ないほど尊重する。
:周りにいる人を賢者として、謙虚に学ぶ。
:自分が集めてきたピースを振り返り、組み合わせる。
ページ数:218
所要期間:2日間
『心に響いた言葉/文面は本文より引用・編集』
・最高の賢者としての知恵を身に着け、自らの人生をどういう方向に向かわせるべきかということを指示してくれるもの。それがビジョンだ。
・時々ものすごく近いところに賢者がいることもある。それは、お前にもじきわかるであろう。
・わかろうとするより、すべてを受け入れようとするのだ。
・お前がひとつの行動を起こす。そうすると、それに対してピースが一つもらえる。人生というのは、単にこの連続でしかない。
・行動の結果として、手に入るものは、どんな場合であっても、小さな一つのピースでしかないのだ。
・大きな夢を描けば描くほど、欲したピースが手に入る可能性は低くなるものなのだよ。
・ビジョンとは、絶対到達することが約束された場所であり、そのためにお前の人生があるという確固とした信念を元に描かれる絵だ。
・ビジョンとは、完成図そのものなのだ。それを見て、ピースを集めて、それを組み合わせていく。それがビジョンを持つものの人生といえる。
・大切なのは、必要なピースを集めるために、できるだけ多くの行動を起こすこと。そして、行動の結果返ってきたものをよく見て、どうやってこれを使うのか考えることだ。
・そう信じるのではなく、それに気づくのだ。
・お前自身が、この世におけるかけがえのない存在であると同時に、この世にいるすべての人たち、ひとり一人が、かけがえのなり、素晴らしい奇跡の存在であり、おおいなる力から、大いなる力を持つことを許された、特別な存在であるということを忘れてはいけない。
・お前の周りにいるすべての他人を、これ以上できないほど尊重し、尊敬する心、それが他尊心だ。
・自尊心は、それと同じ高さまで高めることを許されているということを理解してほしい。
・何になるのかを考えるのではなく、どんな人間になるのかのみを考えて生きてきた。
・自らの理想とする人間像を追求することによって、驚くほど強い意志の力を人間は身につけることができ、その過程の中で、自らの進むべき道を自然と見出し、何をやるべきかということは自ずと決まってくる。
・人間は、自らが努力して創り上げたものの上にしか、安心して立つことはできないものだ。
・君の伝記を読んでいる人間が、今日のページを読んでいるときに、『あぁ、こいつは成功して当然だ』と確信するような一日にすることだ。
・今、何を持っている、いないに関係なく、今日一日、成功者としてふさわしい過ごし方をするだけだ。
・この世は、他人の幸せばかりを願うものにとっては、これ以上ないほど楽しいことの多い。そしてチャンスに満ちた輝ける場所なのだ。
・私は、誰が何と言おうと、自分の人生を成功した素晴らしいものと思っているの。そして何より、今の私の仕事は、私がこの仕事をするために、生まれてきたと心から思えるものなの。
・自分が集めてきたピースから目を背けず、よく見て、組み合わせてみると、とても素晴らしい人生のビジョンが浮かび上がってくるはずである。
・ビジョンというものは、与えられるものではなく、自分で創り上げるものだったのです。
・本当に手に入れたいものであればあるほど、どうやって人に与えるかを考えなければならないのだ。
・自分の周りにいるあらゆる人を賢者として、彼らから謙虚に学ぶ生き方をしていこう。